酔っぱらいの戯言

最近、ｵﾄﾝが酔っぱらうと口にする

おまえはどうせ俺の子じゃないし

と。

ちょっとまて。ｵﾄﾝ。今更そう言う事言うな。
って言うか、ちゃんとｵﾄﾝの子やし。
血もしっかり繋がってるはずだ。
ｵｶﾝの言う事が100％ならな。

どういうつもりか知らんが、ｵｲﾗはｵﾄﾝの娘として30数年過ごしてる訳だ。
まぁ、あえて年は濁しておこう。
実の娘じゃないかも知れないと思いながら育てたのか？
だとすれば、それはかなり辛かったんじゃないかと思う。

が、ｵｶﾝがやれテニスだ、やれスキーだ、やれキャンプだ、やれツーリングだ、
やれやれやれと休みの度に遊びまわり、親子で出かけた記憶は小３の時に浅虫水族館に行った今年か覚えてない。
それも「親子で出かけるのはこれが最後だから」という理由でのお出かけだ。

ｵｶﾝと出かけたのは、単車のケツに乗って白鳥を見に行った位だ。
でもｵﾄﾝとはどうよ？毎週野球に行き、夏休みは毎週仙台だよ。スイミングの送り迎えもｵﾄﾝだった。
朝風呂にもｵﾄﾝと出かけ、晩飯もｵﾄﾝと２人で色々食いに行った。
色んな料理も作ってもらったし、ｵｲﾗの友達と一緒に麻雀して遊んでくれたのもｵﾄﾝだ。
警察に迎えに来てくれたのもｵﾄﾝだし、家庭裁判所に一緒に逝ってくれたのもｵﾄﾝだ。

だからこんな立派なﾌｧｻﾞｺﾝが出来上がったんじゃないか。

だからもう言うな。

と、酔っぱらった勢いで吐きだしてみた。