2年経って思うこと

あの日、見ていたテレビが突然東北の映像に切り替わり、迫って来る津波から逃げる人、建物の屋上でアンテナのような物に捕まってた人、トラックの上で動けなくなっている人、車を捨て走って逃げる人、水の上で漂っていた屋根の上で震えていた人と犬、八戸漁港の水揚げした魚を入れるコンテナが崩れて流され、軽トラも流され、家も流され、船は家を壊しながら内陸に上陸していた。
時々切り替わる映像の空港までがみるみる水浸しになり、関東では海沿いにあるタンクが爆発していた。

もうやめて

と思いながら、テレビの電源を切ることは出来なかった。
涙がとまらなかった。

友達・親戚の無事を確認して、少しは安心できたけど…

でも、何日も何日もあの現状がテレビから流れ、亡くなった人・行方不明の人の数がみるみる増えた。

あの日、あの画面に映っていた人達は無事なんだろうか？
あの車の上の作業服の人とか、屋根の上のわんことか無事なんだろうか…