大阪市民の話

今日、大阪市が無くなるか無くならないの住民投票があったんだけど、
結果、今まで通りというか、大阪市は無くならないことになった。

そんなに画期的で素晴らしい計画なのであれば、他党が何故反対するのか？
という疑問が常にあった。
「中身はまだ決まっていない」「だから一から作りましょう」「だからやろう！って賛同して下さい」という、最初の都構想の説明だった記憶がある。
中身は都構想が決まってから組み立てるのだと。

その後、二重行政廃止を強く訴えてて、その他のなんじゃかんじゃの話になり、似たような施設があるから統一しようと…片方は売却とかするつもりだったのかな？
そうなのると、市営団地と府営団地はどうなるのか？とか、
府立体育館と市立体育館はどうなるのか？とか、
図書館も美術館も、いろいろ減っていくのかな？と。

市営地下鉄・市営バスを廃止し、売却。その売り上げを「こういう利益が上がります」というちょっと紛らわしい誤解されそうな表記。

でもね、現状の話でね、橋下さんになってから色々変わったのよ。
中学校のクソ不味い強制給食しかり、学校関係の補助金については、賃貸住宅と持ち家に収入変化を持たせ、ローンがあっても自宅で同居と同じように、4人家族の場合年収240万くらいあれば補助は受けられないという仕組みに変わったり。(賃貸だと350万くらいだったはず)
入学一時金というありがたいシステムも、生活保護や市民税・府民税免除対象などなどの厳しいかたのみ対象にかわり。

良い所もあったよ？今までは小学生までだった「すこやか医療」という制度。
１ヶ月に１箇所の病院での治療費が1回上限500円。２回払ったら、３回目以降は無料。
花粉症の息子は毎年大変だったけど、途中から使えるようになって助かった。

電気代・ガス代・消費税がもろもろ上がる中、生活保護費が引き下げられたり。(独居老人の父の話ね)　ちょっと「仕方ないけど、水道代みたいな年配割引ないですか？」とかも思う。

この現状がどう良くなるのか？その、良くなる保障はどこにあるのか？
良くなるまでの５~６年はどうするつもりだったのか？
それが過ぎれば本当に安心経営が保障されているのか？
売却された元行政管理の施設サービスはどうなるのか？
正直わかんなかった。

橋下さんはこういう一つ一つの細かい事を、もっと長期的な説明で民意をすりあわせてほしかった。話を一気に進めすぎたと思う。

この判断が良かったのか？50.4対49.6の結果。微々たる差。
変わることを期待した人もたくさん居る。
その変わることが「良いことなのか」分からず反対した人も居る。
それと同じくらいの人が投票しなかった。

この先に、笑顔の未来が待ってると良いな…。